Makimaki on Tree

協力隊の活動には２種類ある、と私は思う。

何にもないところで、自分で自分の活動を探す、というのと、
日本の援助やJICAのプロジェクトの中でやるべきことが決まっている、というもの。
私の場合は、後者のほう。

日本の草の根無償資金協力で建てられた、コトヌ漁港の女性仲買人組合のための”女性の家”の運営管理。
具体的には会計、規約整備、運営委員会の運営、などなど。。。
うまく回るようになった今、それはそれで楽しいんだけど、
なんかもっと直接漁港のおばちゃんたちのためになるようなことしたいなぁ～、という思いがずっとあった。
同時に、『これをしなさい！』と言われていない、自分のアイディアで活動してみたい、という思いも。

というのも、漁獲高にあまりにも変動があるために、魚が一匹も揚がらない日が続いたりする。
そんな時、お金にゆとりのある仲買人は、冷凍輸入魚を買って、直射日光で解凍して売っている。
そうでない人は、漁港内でひたすらゴロゴロ。
この魚閑散期の収入源に一役買えたらなぁ～、と強く思っている。

最初に考えたのが”ベナン布を使ったコースター作り”。
反応を確かめようと、人の出入りが多い、女性の家の中にあるレストラン（といっても飲み物のみ）で作ってみた。
『いいね～！』『私も欲しい！！』
と、評判はいいものの、「一緒に作って、売ろうよ～！」と誘うと、
『そんなの、クチュリエ（仕立て屋）に頼めばいい！』『めんどくさい』
と、帰って来た。
私がやりたくても、彼女たちがやりたくなければ、続くはずもないし、やっても仕方がない。
なので、この案はボツ。。。

次に考えたのが、”ウロコを使ったアクセサリー作り”。
これは漁港内を歩いていて、捨てられているウロコを見て思いついた。
漁港には魚を採ってくる人、売る人だけでなく、捌く人、燻製を作る人など、いろんな人がいる。
これまたレストランで試してみた。
レストランのおネェちゃんが興味を持ってくれて、お互いの発想に全くないことをやりあって、いつも感心し合っている。
他の人にも好評で、「コレだ！」と思って、私なりに考えて、でも私だけで考えて手芸教室をすることに決めた。
いちおう、女性の家の会議室を使わせてもらうし、役員のおばちゃんにそのことを伝えると、
『料金もっと上げた方がいい！』『この日でいいの？』などなど、いろんな意見が出てきた。
そのことを漁港長に相談すると、『（月に一度の）運営会議で役員皆に提案して、その中で詳細を決めなさい！』と言われた。
それもそうだなぁ～、その方が後でゴタゴタしなくていいな、と思い、さっそく会議開催。
張り切ってパワーポイントで資料作ったのに、説明の途中で停電になったりと、やっぱりアクシデントは起こったものの、みなで日時や料金を決めることができた。
役員おばちゃんたちの反応もなかなかよくって嬉しかった。
初めての試み。おばちゃんたちが来てくれるか、かなぁ～～～り不安。
来なかったら、その時考えよぉ～！
でも、やっぱりだいぶ不安｡｡｡

ちなみに、今週の金曜日、10時30分～。料金200Fcfa。
※ピアスか髪飾りいずれか２つ作って、1つは制作者へプレゼント、もう１つは売って、売上を制作者へ返金。

で、ポスター作ってみました♪
今日、コトヌ漁港内、いろんなところに貼ってみた。↓↓↓


本人に拒否されたので、貼れなかったボツポスター。↓↓↓
私はこっちの方が好きなんだけどなぁ｡｡｡
彼女がいつも手伝ってくれている、レストランのネェちゃん、Odelle。