Makimaki on Tree

禁漁日の翌朝で魚は揚がっていない。
だけど、金曜日。
週末に向けたお魚買出しお客さんが結構いる。
おばちゃんたちは冷凍魚を解凍したりして売っている。
なんだか怪しい雲行き｡｡｡
雨も降ってきた。

開始予定時刻10時30分になっても来ない。
（↑これはいつものこと。)
呼び込みに行ってみたが、おばちゃんたちなんだか忙しそう。
『これが片付いたら行くからね～』とは言ってくれるものの、不安でいっぱい。

12時ちょっと前、いつも海老を買っているとこのおねぇーちゃんがやってきた。
続いて以前一緒に加工品製造をやっていたおばちゃん、ウロコを天日干しするときにいつも見張ってくれているおばちゃんがやってきた。
JICA事務所の人も来ていて、泣きそうな私を笑顔に変えてくれた3人。

早速とりかかると、みんな無言で黙々と作る。作る。作る。
すごい集中力！
だけど今後継続していくために話し合っておきたいこともあったので、
「手はそのまま、耳だけ貸してくださ～い」と言って、
目的やら、ウロコ加工の工程について一通り説明して、売り場、値段、利益分配などについて皆で決めた。
２つ作ったうちの作品１つ（3人ともピアスを選んだ）を早速身につけて、嬉しそうに帰って行った。
そう、初日のみは材料費として２００Fcfa払い、１つを販売用、１つを自分用に作る、ということにしていた。
少ない人数だったけど、満足いく教室になった。

その日の夕方、何人かのおばちゃんたちから『今度はいつやるの？私も作りたい！』と声をかけられた。
「どうして？」と私が聞くと、今日来てくれた3人が持ち帰ったピアスが好評だったらしい。

次の教室は火曜日。
ゆっくり、ゆっくり仲間が増えるといいなぁ～♪