Makimaki on Tree

1等車はすでに売り切れで、2等列車に乗り込んだ。
１０人対面のボックス列車。若い娘3人、ひとり旅の男性が３人、孫娘と乗っているご婦人、そして私たち。さすがのアラブ男、若い娘をしきりにナンパしている。ご婦人はしきりに何か話しているが、アラブ訛りに慣れていない私は彼女のフランス語が全く理解できない。とにかくみんな同時に話している。
窓からの景色は、畑、オリーブ、ゴロゴロした乾燥地帯、時々街、と変化していて美しい

お昼過ぎにマラケシュを出て、メクネスに到着したのは8時過ぎ。
予約していなかったので駅近くで宿を探す。１軒目ですぐに見つかった。
そのすぐ近くで遅い夕食をとった。
私はタジンを頼んだのだが、コンソメブイヨンの味が強くって、イマイチ
しかも、たばこをふかしている女がちらほら。モロッコなど、イスラムの国でたばこを吸う女は売春婦だけだ、と聞いていたのでちょっとびっくり。
よくよく見まわしてみると、中年男が若い女にお触りしている。怪しい雰囲気
座りっぱなしで疲れたので、早めに就寝。

電車で１時間弱移動して、フェズへ向かう。
ここはなめし革やら、刺繍やら、木工品など、いろいろな職人が集まる迷路の町。
観光客もたくさんいるけど、地元の人の生活臭もぷんぷんでなかなかステキ。



道に迷っていると、男が近づいてきて『うちの親父がなめし革屋やってるんだけど、よかったら工場まで案内するよ！』という。
革のバッグ欲しいなぁ～、と思っていたので、２つ返事でついて行く。
その場所に着くと、ひたすら建物の階段を上がる。登りつめると、ガイドブックでよく見るなめし革の作業場が眼下に広がる。とにかくケモノ臭がものすごい



藍で染めたという青色のバックを購入♪

そこを出て、またうろうろしていると、『日本人か？日本で超有名な歌手がうちに寄ったよ！ちょっと来い！』と声をかけてきた。誰かと思ってついて行くと、そのオヤジが写真を見せてくれた。
誰だと思いますか？
これは私もびっくりして、特にファンという訳ではないけれどミーハー心で、うっかり同じ場所で、同じアングルで１枚撮りました



正解は「福山雅治」です。（←漢字当たってるかな？）
スゴくないですか？

メクネスは、またこの次に！
Ciao！